交通事故の消極損害とは、交通事故がなければ、被害者が得ているはずの利益である。逸失利益であり、休業損害のことを言う。これは、慰謝料ではない。慰謝料は精神的苦痛に対して払われるが、逸失利益、休業損害は、精神的苦痛とは無関係だ。自動車などによる交通事故がなければ、儲けていたであろう利益だ。

数字は仮の数字だが、自分が事故を起こして、「慰謝料は、すぐに払うなら、１０万でいい」と言われて、その場で慰謝料を１０万払ったとする。「慰謝料として」と自筆の領収書もくれた。これで終わり・・・と思ったら大間違い。...

交通事故の消極損害とは、交通事故がなければ、被害者が得ているはずの利益だから、相場・・というより、被害者がどれくらいの稼ぎがあったか・・によって変わる。交通事故の消極損害の請求の相場は、相場というより計算方法といったほうがいいだろう。
交通事故の消極損害の相場、計算方法は、９０日分の収入金額をもとに１日の日額を算出する。そして交通事故のために休業した日数をかけて請求する金額が決まってくる。
気をつけておきたいのは、自賠責は、１日の平均給与額が￥５，７００に満たない場合は５，７００円、￥１９，００...

交通事故の消極損害、休業補償を請求するには、自分の稼ぎ、収入を証明する必要がある。サラリーマン、パート、アルバイト等の給与所得者は、事故の３ヶ月前の平均給与で算出するのが相場だ。この給与には諸手当ても含めて計算できる。
勿論、給与所得者は、有給休暇中の自動車事故、交通事故であっても、休業損害を請求することができる。
交通事故の消極損害の給与所得者の収入の証明方法は、源泉徴収票や納税証明書の書類にて行う。

サラリーマンは、比較的証明がしやすいとはいえ、正直面倒である。交通事故、自動車事故さえな...

自営業者などの事業所得者の場合は、自動車事故、交通事故によって実際に収入が減少した場合、事業を営む上で発生してくる経費等が損害として認められる。
まず、確定申告書が必要だ。また、事業を営む上で発生してくる経費等は、書面が必要になるのだが、相手が保険会社の場合、どんな書類が必要になるのか、教えてくれないことが大半で、「払えません」だけにナリ勝ちだ。
違うのだ。（書類がなければ）払えません・・であって、書類を出せば、保険会社は、払わないわけにはいかない・・のだ。
交通事故によって、儲かるべきものが儲...

労働時間を賃金に換算する為の賃金センサスというのがある。家事従事者、主婦や家事手伝いの場合、労働時間を賃金に換算する為の基準である。
注意したいのは、この賃金センサスには、いくつかあるのだ。そして保険会社は、一番安い賃金センサスを持ち出してくる。地域によって事情が違うのだが、被害者としてやるべきことは、一番高い賃金センサスの適用を求めることである。知らん、この地方のことなんてどうでもいい。つまり国の基準を使うことだ。これも、自力で戦うのは厳しいかもしれない。プロの力を借りたほうがいいだろう。
こ...